ブログ
現在では、当たり前のように利用している「webサイト」。
知りたい情報をいち早く探すのに非常に便利ですよね。そんなウェブサイトを利用する中で、サイトのページ速度も早いのが当たり前の世界になってきてるのはご存じでしょうか。普段使っていて「このサイト重いな」と感じられたことはありませんか?ほんの数秒の違いですが利用者にとってはかなりのストレスとなり離脱してしまう可能性があります。
「サイトの重さ」は、Webサイトを運営する方にとって、成果を左右する大きな問題と捉えたほうがよういでしょう。
Webサイトが重いのは、原因を見つけて適切に対処すれば速度の改善が見込めます。今回は、Webサイトの重さの改善方法を探されている方に向けて、重さが起きる原因や対処法をご紹介します。
一般的に、ページの読み込み速度は3秒以内が理想とされています。
これを超えると、ユーザーが待ちきれずにサイトを離れてしまう可能性が高まります。特にモバイルユーザーは表示速度に敏感で、数秒の遅れでも大きなストレスを感じます。たかが3秒、されど3秒なのです。
また、ユーザーがページを開いてから、ページが表示され、ボタンを押したりリンクをクリックしたりできるようになるまでの時間も重要です。この時間が長いと、ユーザーはサイトの応答が遅いと感じてしまいます。
誰もが素早く情報を得たいと考えているため、Webサイトが重いと以下のデメリットが考えられます。
表示速度が遅いと、ユーザビリティが悪くなり、ユーザーがサイトから離脱する可能性が高まります。ユーザービリティとは、webサイトがユーザーにとってどれだけ使いやすいか、閲覧しやすいかを指します。
サイトの表示速度が遅いと、ユーザーはストレスを感じ、他のサイトへ移動してしまうことが多くなります。
例えば、ユーザーが検索エンジンからあなたのサイトにアクセスしようとしたとき、ページの読み込みに数秒以上かかると、多くのユーザーはそのまま戻るボタンを押して他の検索結果に移動します。また、サイトへの滞在時間も短くなり、コンテンツを十分に見てもらえなくなります。
さらに、オンラインショッピングサイトなどでは、ページの読み込みが遅いと商品を購入する意欲が減少し、最終的に購入を諦めるユーザーも増えるでしょう。これにより、直接的な売上の減少につながります。また、ブログやニュースサイトでも、読み込みが遅いと記事を最後まで読まずに他のサイトへ移ってしまうこともあるかと思います。
Webサイトが重く、表示速度が遅いと、検索順位やSEO(検索エンジン最適化)に悪影響を及ぼします。検索エンジンは、ユーザーに最適な結果を提供するため、ページの表示速度を評価基準の一つとして使用しています。表示速度が遅いサイトはユーザー体験が悪くなるため、検索エンジンはそのサイトの評価を下げ、検索結果の順位を低くする傾向があります。
まず、Googleはページの表示速度をランキングアルゴリズムに組み込んでいます。これにより、表示速度が速いサイトは高く評価され、検索結果の上位に表示されやすくなります。一方、表示速度が遅いサイトは、順位が下がり、検索結果の後ろに回される可能性が高くなります。これにより、ユーザーがWebサイトを見つけにくくなり、訪問者数が減少することにもなりえます。
検索エンジンは、ユーザーがサイトにアクセスしてすぐに戻るボタンを押すと、そのサイトはユーザーにとって有益でないと判断され、評価が下がることもあります。
特に、オンラインショップやサービス提供サイトでは、ページの読み込み時間がユーザーの購買行動に大きな影響を与えます。表示速度が遅いと、ユーザーがストレスを感じ、購入や申し込みを諦めることが増えるため、売上が減少します。
特に競争が激しい分野では、ユーザーは数秒でも待たされることに耐えられず、速やかに別のサイトで同様の商品やサービスを探す傾向があります。これにより、せっかくサイトを訪れた潜在顧客を逃してしまい、売上の機会を失いかねません。
また、表示速度が遅いと、ユーザーの信頼感が低下します。オンラインショッピングでは、スムーズで快適な体験が重要であり、読み込みが遅いとサイト全体の信頼性が疑われることがあります。「このサイトはちゃんと機能しているのか」「ここで購入しても大丈夫か」といった不安が生じると、購入を躊躇する原因となります。結果として、カートに商品を入れても購入完了まで至らず、離脱してしまうユーザーが増えます。
さらに、サイトの表示速度は顧客満足度にも影響を与えます。リピーターを獲得するためには、初回の訪問でポジティブな印象を与えることが重要です。
自社のWebサイトの表示スピード気になった際に、すぐに対策を考えるにはリスクがあります。改善に着手する前に、まずは現在の表示速度を計測し、原因の究明をを特定しましょう。
サイトスピードを数値化できるツールは有料サービスから無料のものまで色々とありますが、おすすめはGoogleの「PageSpeed Insights」です。
測定方法は以下にサイトのURLを入力するだけで、ページの読み込み時間やパフォーマンスのスコアの詳細をグラフで表してくれるため、現在のサイトの状態と取り組むべき項目が明らかになります。
診断結果は測定するタイミングによって若干変動する場合があるので、細かな数値にとらわれ過ぎないようにも注意しましょう。
複数回測定した方が正確な数値を判断できます。
表示速度の評価 | スコア | 表示カラー |
---|---|---|
Good(速い) | 90~100 | グリーン |
Medium(平均) | 50~89 | オレンジ |
Low(遅い) | 0~49 | レッド |
Webサイトの種類や目的によって判断が異なる場合があるので一概には言えませんが、スコアが50未満の場合、Webサイト表示速度が”遅い”と考えていいと思います。
スコアが90以上あれば文句なく表示速度は早いと言えますが、必ずしもそれを目指さなければならないという訳でもありません。
競合他社のサイトのスピードも測定してみて、まずはそのスコアを指標にしてみてはいかがでしょうか。
赤字で表示されている項目が特にサイトスピードに悪影響を与えている部分です。赤字で表示された箇所から優先的に改修し、スコアの改善に取り組みましょう。
関連リンク;PageSpeed Insights
自社のWebサイトの表示スピード気になった際に、すぐに対策を考えるにはリスクがあります。改善に着手する前に、まずは現在の表示速度を計測し、原因の究明をを特定しましょう。
サイトスピードを数値化できるツールは有料サービスから無料のものまで色々とありますが、おすすめはGoogleの「PageSpeed Insights」です。
サイトのURLを入力するだけで、ページの読み込み時間やパフォーマンスのスコアの詳細をグラフで表してくれるため、現在のサイトの状態と取り組むべき項目が明らかになります。
特に高解像度でファイルサイズの大きな画像は、読み込みに時間がかかり、サイト全体のパフォーマンスに悪影響を与えます。例えば、Webサイトに実際の表示サイズより、大きな画像を使用すると、ページの読み込み時間が長くなり、ユーザーがコンテンツを見るまでに時間がかかってしまいます。
カメラで撮影した画像データを未圧縮の使用している場合も画像が重い可能性があります。圧縮されていない画像は、ファイルサイズが大きいため、ページ全体の読み込み速度が低下します。さらに、適切な画像フォーマットを使用することも重要です。例えば、写真にはJPEGが一般的ですが、PNG形式の画像を多用すると、ファイルサイズが大きくなることもあります。
サイト内に画像データが多すぎることも、サイトの速度に影響を与える要因の可能性もあります。一つのページ内に多数の画像が含まれていてそのようなページが膨大にある場合、それぞれの画像を読み込むのに時間がかかります。
Webサイトが重く、表示速度が遅くなる原因の一つに、動画やアニメーションの使用があります。
これらの要素は視覚的に魅力的でユーザーの注意を引きやすいですが、同時に大量のデータを処理する必要があるため、ページの読み込み速度に悪影響を与えることがあります。
まず、動画は大容量のデータを持つため、読み込みに時間がかかります。特に高解像度の動画や長時間の動画をページに埋め込むと、その分だけダウンロードに時間がかかり、ページ全体の表示が遅くなります。また、動画が自動再生される設定になっている場合、ユーザーがページを開いた瞬間に再生が始まり、読み込みがはしります。これにより、環境にもよりますが格安SIM等を使用しているユーザーや、インターネット接続が遅いユーザーにとっては、ページの読み込みが非常に遅く感じられることがあります。
次に、アニメーションも同様にWebサイトのパフォーマンスに影響を与えることがあります。アニメーションにはCSSアニメーション、JavaScriptアニメーション、GIFアニメーションなどがありますが、これらはブラウザに追加の処理を要求します。さらに、アニーションのフレームレートや品質を上げるために、高フレームレートのアニメーションや高品質のGIFは、滑らかな動きを提供する一方で、ページの読み込み時間が延びる原因となります。
Webサイトが重く、表示速度が遅くなる原因の一つに、JavaScriptとCSSの使用があります。これらはWebサイトの機能やデザインを強化するために欠かせない要素ですが、適切に管理されていないとパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。
まず、JavaScriptはWebサイトに様々な機能を追加するために使用されますが、ファイルが大きかったり、複雑なスクリプトが多く含まれていたりすると、読み込み時間が長くなることがあります。
また、ページの初期ロード時に多くのJavaScriptが実行されると、表示が遅くなる原因にもなります。これは、ユーザーがページを開いた瞬間にすべてのスクリプトが読み込まれ、ブラウザが処理に時間を要するためです。
次に、CSSはWebサイトの見た目を整えるために使用されますが、大量のスタイルシートや複雑なCSSルールがあると、ブラウザがページを表示する際に時間がかかります。
コンテンツの数が多いことも、Webサイトが重くなる原因の一つです。コンテンツが多いと、その分読み込み回数も増えるため、通信を何度も繰り返す必要があり、ページの表示に時間がかかります。
特に、複雑なレイアウトやアニメーションを多用する場合、動きが遅くなることがあるので注意が必要です。Webサイトがブラウザ上に表示されるまでには、HTMLの読み込み、要素のサイズ・位置の計算、画面上への写すという3つの工程が繰り返し行われます。
この過程がスムーズに進まないと、ページの表示が遅れてしまいます。
例えば、アニメーションや動きのある要素が多い場合、ブラウザはこれらを適切に表示するために、通常よりも多くの計算と表示作業を行わなければなりません。静止画に比べてアニメーションなどは処理が複雑になるため、その分表示速度が遅くなりやすいのです。
このように、コンテンツの多さや複雑なレイアウト、アニメーションの多用は、Webサイトの表示速度を遅くする主な原因となります。必要以上に多くのコンテンツを詰め込まないようにすることで、表示速度の改善が期待できます。
カスタムフォントなどのブラウザに標準で搭載されている以外のフォントや、追加でインストールしたフォント、webフォントを多用すると、ページの読み込みに時間がかかることがあります。フォントは見た目を美しくするために重要ですが、こだわりすぎるとパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあるので注意も必要です。
まず、webフォントを使用する際には、ブラウザがフォントファイルをサーバーからダウンロードする必要があります。
フォントファイルのサイズが大きいと、その分だけダウンロードに時間がかかり、ページの読み込み速度が遅くなります。
特に複数のフォントファミリーやスタイルを使用する場合、それぞれのフォントファイルをダウンロードするため、時間がかかりやすくなります。
ブラウザはフォントをダウンロードして適用するまで、テキストを一時的に表示しないことがあります。これを「FOIT(Flash of Invisible Text)」と呼びます。この間、ユーザーはページ全体が読み込まれていないと感じるため、離脱してしまう可能性が高まります。
さらに、フォントの数が多すぎると、CSSファイルが複雑になり、ブラウザがスタイルを適用する際に追加の処理を行う必要があります。これにより、ページのレンダリング時間が長くなり、表示速度が遅くなることがあります。
不要なコードが多いと、ブラウザが無駄な情報を処理しなければならず、ページの読み込み速度が低下します。例えば、同じスタイルを複数の場所で指定していたり、使用していないCSSルールが残っていたりすると、これらがすべてパフォーマンスの低下に寄与します。HTMLやCSSのコードはできるだけシンプルに保ち、必要最低限のものだけを含めるようにしましょう。
さらに、JavaScriptやCSSの外部ファイルが適切にリンクされていない場合も、パフォーマンスに悪影響を与えます。例えば、同じJavaScriptファイルを複数回読み込んでいたり、不要なCSSファイルをリンクしていると、これが読み込み時間を増加させる原因となります。すべての外部ファイルを整理し、必要なものだけを正しくリンクしているか確認することも重要です。
適切なサーバーを選択し、設定を最適化していないと、ページの読み込み時間が長くなることがあります。
まず、サーバーの性能自体が重要です。サーバーのCPUやメモリのスペックが低いと、多くのリクエストを処理する能力が不足し、結果的にページの表示速度が遅くなります。共有サーバーを利用している場合、他のサイトが影響し、自分のサイトのパフォーマンスが低下することがあります。
さらに、サーバーの設定も確認しましょう。例えば、適切なキャッシュ設定を行うことで、同じデータを何度も読み込む必要がなくなり、表示速度が向上します。また、最新のソフトウェアを使用し、不要なプラグインや拡張機能を削除することで、サーバーの負荷を軽減できます。セキュリティ設定も重要で、攻撃によるサーバーダウンを防ぐために、定期的なメンテナンスとアップデートが必要です。
また、問題が発生した際に迅速に対応できるサポート体制が整っているかも重要です。
このように、サーバー環境の見直しはWebサイトの表示速度に直結する重要な要素です。どこのサーバーを使っているか不明な場合や、何年も前に契約してそのまま。というような方は一度確認してみても良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか、Webサイトの表示が遅くなる理由は一つだけではなく様々な要因が重なっておこっていることがわかります。Webサイトが重い理由と、その影響を理解することは、ユーザー体験を向上させるために非常に重要です。サイトが重いと、表示速度が遅くなり、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまいます。特に、画像や動画のサイズ、JavaScriptやCSSの最適化不足、サーバー環境の問題、フォントの使用、そしてコンテンツの多さなどが主な原因となります。
中には専門的な知識がないと確認するのが難しい項目もあるかと思いますので、気になるようでしたら弊社にご相談ください。
全て一気に改修することは難しいと思いますので、出来るところから少しずつでも改善を進めていくことが大切です。
digrartのSEO対策
https://www.digrart.jp/consulting/seo/
SEO対策に関するお問い合わせ
https://www.digrart.jp/contact/